当社の深紫外線LED「SumiRay™」を用いた新型コロナウイルス変異株の不活化に関する宮崎大学の論文が国際学術誌「Pathogens」に掲載
2021年6月22日
日機装株式会社
当社と宮崎大学医学部の共同研究講座である「医療環境イノベーション講座 Collaboration Labo. M&N」において実施された”深紫外線LEDによる新型コロナウイルス変異株の不活化に関する研究論文”が、国際学術雑誌「Pathogens」に掲載されました。
論文では、当社の深紫外線LED(日機装社製「SumiRay」)を新型コロナウイルス変異株[英国由来株(hCoV-19/Japan/QHN001/2020)*1、南アフリカ由来株(hCoV-19/Japan/TY8-612/2021)*2、ブラジル由来株(hCoV-19/Japan/TY7-501/2020)*3]に照射した結果、全株において1 秒照射で90%以上、5 秒照射で 99%以上ウイルスが不活化された、と報告されています。
(*1,2,3は、国立感染症研究所より分与)
感染拡大やワクチン耐性等懸念される新型コロナウイルス変異株に対しても従来株と同様に深紫外線LED照射が不活化に有効であったという今回の研究結果は、今後の感染対策に有益なデータであり、深紫外線LEDを搭載したデバイスの開発は、接触感染や空気感染の軽減に貢献できると期待されます。
■Pathogens
Rapid Inactivation of SARS-CoV-2 Variants by Continuous and Intermittent Irradiation with a Deep-Ultraviolet Light-Emitting Diode (DUV-LED) Device
https://www.mdpi.com/2076-0817/10/6/754
■宮崎大学医学部
医療環境イノベーション講座 Collaboration Labo. M&N
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/mei/