国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

医療現場の感染対策

新型コロナウイルスの流行を受けて、虎の門病院では独自の感染防止対策を実施。
現在、集中治療科(ICU)で3台のエアロピュアが稼働しています。
ICUの品質管理室室・石井健氏は、開発が進められている新型器にも期待を寄せています。

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

重症患者を受け入れる医療の中枢機関「ICU」

重症患者を受け入れる医療の中枢機関「ICU」
医療連携部・集中治療科・品質管理室長石井健様

虎の門病院は、国家公務員共済組合連合会の中核病院。がん診療、肝疾患、救命救急、災害医療など幅広い分野で医療を展開しており、それぞれでスペシャリストを揃えています。
2020年4月からは、コロナ患者を受け入れるように。それにともなって感染防止対策を拡充させ、コロナ患者と一般の患者を隔てるゾーニングを実施。職員が着用しているマスク、フェイスシールドは紫外線照射装置を使って細目に滅菌するほか、マスクの息漏れをチェックする粒子数測定装置も導入しています。

「現在の状況と2007年に研修で訪れたシンガポールの病院がどこか重なって感じます。2003年にシンガポールでSARS(重症急性呼吸器症候群)が大流行したのは記憶に新しいところです。そのときの、現地の基幹病院の感染防止対策を見学しました」

そう話すのは、虎の門病院 集中治療科(ICU)・品質管理室室長の石井健氏。ICUの役目は、救急外来の重症患者や一般病棟で治療が難しい患者を受け入れて管理すること。いわば、病院の中枢機関ともいえる部門です。

「ICU内でクラスターが発生して使用不能となった場合、病院全体の機能は大幅に減弱する。昨年から緊迫した日々が続いていますね」


国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

一般企業、公共施設に空間除菌システムを

厚生労働省はICUに向けて安全ガイドラインを設けています。病室や空調などの感染症対策にも触れられており、最低限の設備水準を保つよう推奨しています。しかし、ガイドラインの設備水準に従うだけでは不十分だと感じた石井氏は、2020年12月に日機装のエアロピュアを3台購入し、ICUに設置。「医療機器メーカーの製品なので、安心感があります。電源さえあれば場所を選ばず使える利便性も魅力。簡単に移動させられるから、職員の導線を妨げることもありません」

エアロピュアはフィルター交換が不要。そのメンテナンス性の高さが現場でも受け入れられました。

石井氏は、現在開発が進められているエアロピュアダクトにも注目しています。この製品は空調のダクト部分に設置する空間除菌システム。エアロピュア同様にウイルス・臭気・アレル物質の除去に寄与し、大がかりな後付け工事も必要ありません。

「一般企業や公共施設の空調設備に、病院並みの高性能なエアフィルタを設置できるわけではありません。エアロピュアダクトの一日も早い配備を心待ちにしています」