株式会社 西村屋

代表取締役社長 西村総一郎様

コロナ禍でも伝統は絶やさない 創業160年を誇る老舗旅館の挑戦

西村屋は、国内屈指の温泉地・城崎温泉を代表する旅館です。
創業160年の伝統を重んじながらも、時代のニーズを敏感に捉えて、発展を重ねてきました。
Aeropure®︎による感染対策もそのひとつ。
コロナ禍という逆境のなか、今求められる宿泊業の在り方を追い求めます。

株式会社 西村屋

城崎温泉を牽引する 創業160年の老舗旅館

城崎温泉を牽引する 創業160年の老舗旅館

兵庫県豊岡市の北部に位置する城崎温泉は、日本屈指の温泉街として知られています。その起源は、さかのぼること1300年、奈良時代の僧・道智上人によって開湯されたまんだら湯がはじまりだと伝えられています。一帯には7つの外湯(共同浴場)が点在しており、行楽シーズンともなると外湯巡りを楽しむ観光客でにぎわいます。
旅館やお土産屋が並ぶ湯の里通りの一角に立つのが、創業160年を誇る旅館・西村屋です。重厚感のある玄関門をくぐると、そこから先は別世界。ロビーの窓辺には絵画を切り取ったような日本庭園が広がり、それを取り囲むように伝統的な客室が展開。まるで、和の様式美をギュっと凝縮したような空間です。
客室で食事を提供するのも伝統のひとつ。テーブルには、松葉ガニや但馬牛、新鮮な魚介などが並びます。
「近年は効率化のため、レストランでお食事を提供する宿泊施設も珍しくありません。西村屋では、お客さまにゆっくりとお食事を楽しんでいただけるよう、昔ながらのおもてなしを貫いているんです」
そう話すのは、代表取締役社長西村総一郎様。城崎温泉の牽引役として、様々な活性化事業に取り組んでいます。「城崎温泉には古くから共存共栄の精神が根づいています。街全体がひとつの温泉宿とも評される、その強い連帯感こそ城崎温泉が長く親しまれてきた理由でしょう」


本館・姉妹館の客室に Aeropure®︎132台を設置

そんな城崎温泉にも、コロナ禍が暗い影を落とします。2020年4月、初回の緊急事態宣言が発出された影響で客足が激減。城崎温泉の一斉休業にともない、西村屋も休業に入りました。その期間中から、西村屋は感染対策のさらなる充実を図ります。館内各所に消毒液やアクリル板の設置、中居さんの割烹着の着用、といった対策を講じるとともに、本館と姉妹館の全客室にAeropure®︎を導入したのです。
「熱海で旅館を営む友人が全客室に導入したと聞き、興味を持ちました。調べてみたら学術機関での試験結果もニュースになっており、これなら間違いないだろう、と。各客室に1台ずつ、計132台のAeropure®︎を設置しています」
宿泊客のアンケートには「感染対策をしてくれて助かる」との声が寄せられ、接客を行う従業員からも「安心して働ける」との声が挙がっているそうです。

新しい技術を取り入れ 古きよき伝統を守る

新しい技術を取り入れ 古きよき伝統を守る

コロナ禍さえなければ、2030年には世界の海外旅行者数が18億人に達すると予想されていました。今回の非常事態は、インバウンドが好調だった城崎温泉にとって大きな痛手です。
「西村屋でも海外における城崎の認知向上に取り組んできたのですが⋯。ただ、これで城崎温泉の伸びしろが失われたわけではない。前向きな気持ちは忘れずにいたいですね」
公衆衛生の維持・向上は、ニューノーマルにおけるおもてなしのひとつ。西村屋はこれからも感染対策を徹底します。
「大切なお客さまや受け継がれてきた伝統を守るために、変えるべきところは変えていかなくてはなりません。
Aeropure®︎のような新しい技術を搭載した製品も積極的に取り入れていきたいですね」
そう意気込む西村様のまなざしは、西村屋のみならず城崎温泉の未来を真っすぐ見据えています。